2016.4 桜

桜の季節です。
各地で桜のたよりを聞き、名所の見事な桜を目にします。
所で、世界に1つの桜が志木にあると言われている事をご存知でしょうか?
樹齢400年以上と言われる長勝院(チョウショウイン)の「ハタザクラ」です。
チョウショウインハタザクラはヤマザクラの変種ですが、野生のヤマザクラと比較して次のような特徴が見られます。
 枝はやや太く、花は大型で花弁は円形に近い広楕円形で、長さ2センチ弱。ほとんどが白色で時には先端に淡紅紫色を帯び、蕾の時は白色で先端は淡紅紫色を帯びます。
 他の桜と同じく花弁は5枚ですが、かなりの頻度で6~7枚の花弁が見られます。正常の5枚以外のものは雄しべが花弁のように変化したもので、これが旗状になっており「旗弁」と呼ばれ、ハタザクラの所以です。
 一輪の花の中に可憐なハタがゆれるのは、まことに優美で自然の妙に感激してしまうほどで染井吉野では味わえない趣のある桜です。成葉になると葉身の長さは最大約14センチ、幅は約7センチにも達し、他のヤマザクラと比較してかなり大きいです。志木市観光協会より (m)