『薬剤師の村松さん』
~地域とコラボするカフェ&薬局のカタチ~
2025年問題の2025年が近づき、コロナ禍の下でオンライン化もすすむなど、
薬局をとりまく環境が大きく変化している印象の今年度です。
数年先を見据えて、どのように業務に取り組んでくのが良いのか思案していた中で、
ふと、知人がSNSで紹介していた本を取り寄せました。
のぶさん(鈴木信行氏)の最新の著書「薬剤師の村松さん」です。
もくじから、すぐ興味が湧いてきました。
・地域に溶け込み、街の健康拠点になる
・明確なコンセプトと共有
・患者を育て、患者協働医療の実現
・10年後の想像から、今すべきこと
確かに、私たち薬剤師は、患者さんの生活背景を確認しながら、薬が飲めるように工夫や提案をしたり、食事や運動のアドバイスをします。また、お薬手帳は、薬局でシールを貼って貰うだけでなく、患者さん本人も体調や飲み残りの数を書きこんだり、時には受診時の質問や希望を書き込んでもよいのです。この事を伝えきれていないと振り返りました。
患者さんは、病気を治すことが人生の目的ではなく、自分らしい生き方を全うすることを優先し、
薬剤師は、患者一人ひとりの異なる健康を確保していくとありました。
文章は、物語調に書かれており読みやすく、薬剤師への暖かいエールと、薬局を地域の皆さんに社会的資源として活用いただけるようなヒントが、沢山書かれていて、ほっこり暖かい気持ちになりました。
余談ですが、まえがき(4ページ目)に紹介されているイベント「これからの時代の薬局にできること」へ参加した薬剤師3名のうち1人が私でした。(m .m)